きっと誰かの暇つぶし

自動車業界の近くにいる現役エンジニアのクルマと思いつきの記録。

38.転職でスタートアップに入るかどうか迷った話

転職する際スタートアップかそれまた大企業か迷った

引く手あまたの時代転職する際悩む人も少なくないはず。

 

僕もその1人である。何故なら周りはみんなもてはやす。これから大企業にしがみつく人は危ないとか、ベンチャーであれば裁量が大きく成長するチャンスがあるとか、刺激的であるとか、、、大企業で働いてた自分はどこかこのまま働くことに危機感もあったし、魅力に感じる部分がなかったと言えば嘘になる。

 

 

と色々列挙したが結局僕は大企業にいくことになった。

字面をみれば上記のように思っている人たちにとってつまらない結果になったかもしれない。

けれどもこれはスタートアップとの適正(求められているもの)とのミスマッチや考えた上での結果で、現在は概ね狙い通りの仕事の環境を得られており満足しているのでなんでミスマッチだったのか、何が狙い通りだったのか。

 

ちなみにその時点での自分のキャリアは以下だった。

  • 社会人4年目
  • 自動車業界
  • テストエンジニア(図面設計経験なし)
  • 専攻 大学→電気電子 仕事→機械、電気(ちょこっと)

 

1.スタートアップとミスマッチがあった

 

ものづくりのテストエンジニアをやってて、転職についても開発に携わりたい気持ちが強かった。

ということでSWというよりもハードウェア関係で応募や話を聞いてみたりしたのだけど、人材としては当然ながら即戦力を求められている。それは大企業のそれよりも強く求められていた。その即戦力で必要なスキルというのは簡単に言ってしまうと

 

①図面が書けるかどうか

②(電子電気)回路設計ができるかどうか

③サプライヤーとの折衝ができるかどうか

 

だった。

③についてはテストといいつつも仕様の検討の交渉など設計とともにやっていた経験はあるのだけど、①、②については例えば3DCAD が使えるにしても設計経験をしたと言い切るには乏しいし、②については見方は分かるけど作るのは厳しいといわざるを得なかった。

 

まぁスキル不足になってしまうかもしれないけど(ある意味これが怖くて転職したのも一つの理由でもある)

 

一方で大企業の場合案外このスキル不足というのは若さや伸び代で補えるという判断をしてもらえる。

少なくともたとえ業界が違えど開発をある程度の年数(おそらく3、4年)やっていれば必ず訪れるだろう不具合や困難に対してどう乗り切ったか実は結構似たようなところもあるので評価してもらえる。

今が売り手市場というのも大きい。もちろん転職前の業務のスキルが何も関連性がなければきついと思うけど。

自分の場合はテストエンジニア→電子回路設計という割りと大きなキャリアチェンジだったけど時代もあいまって助かったと思っている。

 

2.大企業のほうがリソースがあった

 

ものづくりをやっていて気づいたのだけどとにかく設備にお金がかかる。

思い付くので工場。組み立てるためのロボットや鋳造などなど

開発するにしてもテストベンチやシミュレーションツール、試作品などなど

そして

開発、工場いずれにしても人手がいる。

 

そして、たとえツールがあったとしてもそれを使いこなす経験、ノウハウがいる。例えばシミュレーションは現実との差異はそれなりにあるのでそこをうまく繋ぎ止める、現実におとしこむ必要がある。

 

そういったリソースというのはスタートアップよりも長年歴史を積み上げて困難を乗り越えてきた大企業のほうがあると考えた。

もちろん企業によって違うだろうけど。技術力や資金力そしてノウハウがあると思い選んだのはある。

 

3.プロダクトの世界に与えるインパクトが大きかった

 

今いる企業ではシェア世界一のプロダクトを扱っているのだけど年間で何百万台というオーダーである。

だから自分1人ではないけどもそれにかかわれるチャンスがありかつ世界初世界一のもの作れるチャンスも確率も高かった。

 

だから裁量はスタートアップよりないにしてもワクワクもするし、刺激もあるのでそれはそれでありかなと考えた。

 

 

たぶんこの三つくらい。もちろんスタートアップのほうが動きが早いだろうし、少数精鋭かもしれない。ただ僕はあの時点では全く通用しないと思ったし、そこでなくとも自分にあうまたは伸びるフィールドがあると感じた。

もしかしたらいずれかはスタートアップにいくかもしれないけれど。大企業だから成長できないと僕は思わない。

 

よかったら参考まで。